長崎県対馬市・厳原港と韓国・釜山港を往復する航路が5年ぶりに再開されることを機に、株式会社サンスターラインは、4月23日より、釜山~厳原間で「パンスター対馬リンク号」の運航を開始します。
この船は釜山~対馬航路の運航船舶では最大の高速船です。2023年2月25日に釜山~対馬・比田勝航路に「パンスター対馬リンク号」として初就航して以来、今年3月までに16万人余りを輸送しています。
釜山と厳原を結ぶ航路は2019年に日本製品不買運動の影響で停止していましたが、より便利な航路として需要も高く、5年ぶりの再開が決まりました。サンスターラインとして、釜山と厳原間を結ぶ航路での運航は初めてとなります。
厳原は対馬島内では城下町として栄えており、比田勝で下船した韓国からの旅行者が、観光しながら厳原に宿泊するというルートは定番にもなっています。
同じ船舶を利用していることもあり、サンスターラインの船舶のブランド名は、比田勝航路、厳原航路ともに「パンスター対馬リンク号」として統一。旅客定員425名規模の船舶で、より快適な時間を過ごしていただけます。
同船は毎週火・木曜日に厳原航路を運航します。釜山港国際旅客ターミナルから午前8時40分、厳原港国際ターミナルからは午後3時30分にそれぞれ出発、所要時間は約2時間30分です。
厳原航路の運賃(片道基準)は、平日11,500円、週末13,500円に設定しました。
厳原航路の運航再開に伴って、釜山~比田勝航路は毎週月・水・金・土・日曜日に運航します。月・水・金は午前8時40分に釜山発、午後4時30分に比田勝を出発。土日は2往復体制で運航します。
厳原は対馬の南側に位置し、博多から飛行機・フェリー・高速船も運航しています。原始林のトレッキングやシーカヤックなどのマリンアクティビティも豊富で、新鮮なアナゴ料理も味わえます。博多から対馬、そして釜山というルートであれば、雄大な自然を満喫して、さらに海外旅行も一筆書きで楽しめます。
また、厳原港国際ターミナルはこの度改修工事を終えたばかりで新しくなりました。飲食店などが集まっている中心地まで歩いて10分程度で、観光客への利便性も高い好立地です。
韓国・パンスターグループからのコメント
比田勝に引き続き、対馬の繁華街に隣接する厳原港まで運航することで、乗客が対馬内から陸路で移動する時間と費用を減らし、一層便利で充実した旅行を楽しめるようになりました。今後も、乗客の利便性のため、より多様なサービスを開発して提供していきます。
◆乗船の予約は電話にて受付中。 0920-88-6060(対馬比田勝国際フェリーターミナル)
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