韓国の総合海運物流会社のパンスターグループは
2024年10月10日午前、韓国・釜山市の
大鮮(テソン)造船にて進水式を行いました。
キム・ヒョンギムグループ会長をはじめとするグループ幹部、招待客らが出席しました。
進水式では、まずテープカッティングを行い、
続いて国際海事機関(IMO)より船体固有の識別番号とプロセス段階の確認書が手渡されました。
IMO番号は船の戸籍と同じで、パンスターミラクル号が船として誕生し、
国際機関から正式に認められたことを意味します。
新造船パンスターミラクル号は、本格的なヨーロッパのクルーズ船に劣らない
豪華なインテリアとさまざまな設備を備えたクルーズフェリーで、
昨年10月にスチールカットを行い、本格的な建造が開始されました。
150個の船体ブロックを船首と船尾の2つに分けて組立て、
2024年9月にフローティングドックに移して連結させ、
船体の塗装を行いこの日の進水式に至りました。
式典では引き続き、フローティングドックに海水を入れて沈め、
船体を水上に浮かべることによって、進水が、行われました。
今後、「パンスターミラクル号」は、室内装飾やアメニティの設備を完了し、
命名式を経て大阪万博の開催に合わせて、2025年4月に大阪・南港と
韓国・釜山を結ぶ航路などで就航する予定です。
キム・ヒョンギム会長「私が考えていたよりももっといい船が出来ました。
韓国で初めてのクルーズスタイルの船です。期待してください。」
日本総代理店である㈱サンスターラインの代表取締役社長・舎野祝光
「パンスターの新しい時代の始まりです。これだけ立派な船ですから、
乗っていただく皆様にも非常にいい時間を過ごしてもらいたいと思います。
いいサービスを提供しますのでよろしくお願いいたします。」
なお現在、大阪・南港と韓国・釜山を結ぶ航路では、
「パンスタードリーム号」という船舶を運航しています。
そして、2025年4月の予定で新しい豪華客船
「パンスターミラクル号」が就航となりますが、
「パンスターミラクル号」の乗船予約は近々受付を開始する予定で、
詳細は公式ホームページやSNSでご案内します。
【新造船パンスターミラクル号】
・総トン数2万2000トン、長さ171メートル、幅25.4メートル
・ 客室は計102室。355人の乗客を収容。
・254個の20フィートのコンテナも積むことができる
・カーフェリーとしても利用可能
主な船内設備(予定)
・ バルコニーを備えたオーシャンビューキャビン、屋外プール、ジョギングトラックなど
ラグジュアリークルーズを象徴する施設を備えます。
・VIPラウンジ、マッサージルーム、セラピールーム、サウナ、フィットネス、
免税店など多様な施設が備えられる予定です。